新型ウイルス検出キット開発、血液1滴・15分で検査可能 中国

血漿を提供する新型コロナウイルス肺炎から回復した患者。武漢金銀潭医院提供(2020年2月14日撮影、資料写真)。 

中国・呼吸疾病国家重点実験室(SKLRD)は14日、著名な呼吸器疾患の専門家、鐘南山(Zhong Nanshan)氏の指導の下、多くの研究機構と連携して、新型コロナウイルスのIgM(免疫グロブリンM)抗体の最新の快速検査キットを開発したと発表した。

説明によれば、血液1滴で15分以内に検査結果を肉眼で観察でき、患者の血漿(けっしょう)が500~1000倍に希釈されても陽性反応の検出が可能という。

実験室は「この検査キットは、湖北省(Hubei)の病院で応用試験が行われた。臨床試験で陽性(ただし核酸検査PCR法では陰性)の患者の血液を再検査したところ、多くの部分でIgM陽性を検出し、核酸検査との相互補完が可能なことが示された」と説明する。

現在、科学研究用の検査キットが湖北省の武漢市(Wuhan)、黄岡市(Huanggang)、大冶市(Daye)などの衛生機関に届けられ、核酸検査法などと合わせて総合的に感染の検査に使われているという。

核酸検査法は、喉から検体を採取するため、医者にとっては病人のせき、会話時の飛沫(ひまつ)といった感染リスクが大きい。今回の開発された検査キットは、家庭用と病院診断用の二つのモデルがある。場所の制約を受けず、指先など体の末梢(まっしょう)や静脈からの採血ですみ、簡便で安全な検査方法だ。

武漢同済医院(Wuhan Tongji Hospital)感染科の寧琴(Ning Qin)主任は「このキットは良い。ウイルスの特殊性から見て、このキットのIgM検査が、臨床現場の早期感染診断の助けになり、感染初期診断の重要な補完的役割を果たす。ただし、核酸検査法に代わることはできない。血清抗体検査の繊細性と特異性を考慮し、数多くのサンプル調査で検証することが必要だ」と指摘する。

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